今回は雹の被害に遭ったしまったレヴォーグのデントリペアです。
こちらのお車、今年の6月に埼玉で雹の被害に遭ってしまいました。
かなり広範囲で大きい雹が降ったので、関東のデント屋さんや、鈑金屋さんでは未だに修理のバックオーダーで大変な状況のようです。
今回ご依頼いただいたオーナーさんは、雹害に遭った状態を実際に見て納得したうえで購入されたそうですが、
乗り始めたところとても気に入ったので、綺麗にして長く乗りたいということで相談を受けました。
どこのデント屋さんに修理に出すかはかなり悩んで、いろんなお店をホームページなどを見て検討されたそうです。
最終的には当店にお見積りに来ていただいた際に、色々とお話をさせて頂いたり、ガレージの設備を見て頂いたりして、
ここならということでその場でご依頼いただき、そのまま車両もお預かりとなりました。
雹害車の修理は高額なため、車両保険で修理することが多いですが、今回オーナーさんはこの状態で車を購入していますので、当然自費での修理となります。
デントリペアでの雹害車修理は、ルーフやクォーターなど溶接で付いているパネルを交換しないため、修復歴車になることもなく大きな価値の下落がないことがメリットです。
ただ、被害の状況によっては、直しきれないへこみや歪が残ってしまうことがあります。
オーナーさんには、この様にメリットだけではなくデメリットもあることを、しっかり説明させていただき、ご納得いただいたうえでご依頼はいただきましたが、
決して安い金額ではない修理代ですので、頼んでよかったと思っていただけるよう想像の上をいく仕上がりを目指します!!
まずは被害の状況を詳しく確認します。
今回は保険修理ではないので、本来マスキングテープを貼る必要はないのですが、状況確認のためにざっくりとではありますが貼ってみました。
およそ350ヶ所といったところでしょうか!?
(実際に作業しだしてみると極小さなものや、薄いへこみもあったので実際には400~450カ所ぐらいありました・・・)
それぞれのパネルの状態はこんな感じです。
これを一つずつ直していきます。
そして、作業すること約2週間。
修理完了です!!
ちょっとわかりにくいですがビフォーアフター
各パネルごとに
今回はアルミボンネットとサンルーフ付きということで大変な部分はありましたが、しっかりと直すことが出来ました。
入庫した時とは雲泥の差です。
誰が見ても綺麗な車だねって言ってもらえると思います。
直した本人が言うのもアレですが、本当に綺麗になりました。
これなら気持ちよく乗れると思います。
納車の時まで、オーナーさんに喜んでいただけるか少し心配もありましたが、とても喜んでいただき、お願いして良かったと言っていただけたのでホッとしました。
頑張った甲斐がありました。
この度は、ご来店・ご依頼ありがとうございました。
デントリペアでの雹害車修理には、修復歴車にならない、オリジナルの塗装を残すことが出来る、鈑金塗装に比べると時間が掛からないことが多いなど、たくさんのメリットがあります。
車両保険での修理や、埼玉・群馬・千葉など関東方面からのご依頼にも対応可能ですので、お困りの方は一度ご相談いただければと思います。